型の取り方
[ワンピース 鬼ヶ島]を作った際に、ツノを型取りしました。[鬼ヶ島]では、ざっくりとした説明でしたので詳しく紹介したいと思います。
1・枠作り
今回の角は中空で作る際の型の紹介です。汁を満たした塊で作るための型では、根っこ太い部分と壁の間にも粘土を詰めてFRP汁の入り口を作っておかなくてはなりません。・・とこんな風に仕上がりの状態を考えて粘土の配置する必要があります。
石膏は硬化すると収縮性の無い融通の利かない塊になります。型取りする場合は逆テーパーを作らない事が重要になってくるんです。逆テーパーを作ってしまうと型が抜けないとか、下手すると母材を壊しかねません
逆テーパーができないように凸の頂点の境目を狙って半分を粘土に埋める
石膏が流れ出さないように土手を組む。
型取り用の枠もありますが、オイラはブロックのおもちゃが好きでこっちを使っています。枠から石膏が流れちゃうと後々面倒なので、キワまでちゃんと粘土を押し込む。
複製が少量の場合、土手の部分も粘土で作ってしまえるなら、ブロックを使わないやり方もあり、こんなに大袈裟にしなくてもカンタンに型取りができるのですが、水平が取りにくかったり、型が壊れやすかったりしますので、どちらを選択するかは状況次第です。鬼ヶ島の場合は角2個しか作りませんのでブロックは必要なかったかもです。
2枚を合わせた際、ズレないようにキーを掘る
こんな感じ。 もうちょっと細かいキーにしていっぱい掘った方が、ズレにくくて良いんですが、このくらい単純な形だとこれくらいでも大丈夫
離型剤塗布 [カリ石鹸]を使用
母材にだけ離型剤を塗る。粘土には塗りません。
離型剤乾燥後、拭き上げ
離型剤塗布→拭き上げは、2回やります