石粉粘土(せきふんねんど)とは、
石を粒の均等な粉状に砕き、接着剤など薬品を混ぜて粘土状にしたもの。粘土と同様に自由な造型が可能であり、以下の特性から様々な造型に用いられる。彫刻において、削りすぎても何度でもやり直しが効くため、塑像製作に適している。
- 手につきにくい
- 外気に触れた状態で放置すると硬化する
- 硬化後はある程度の強度を持ち、削りが可能
- 硬化後は硬化前よりも軽くなる
代表的な石粉粘土
- フォルモ :株式会社パジコの製品。手芸、ホビー用に幅広く使われる。比重、仕上がりに変化のあるバリエーション製品が豊富。
- ラドール :株式会社パジコの製品。フォルモより肌理が細やか。
- ファンド :株式会社ボークスの製品。硬化後に非常に硬くなる。フィギュア製作に使われることが多い。また、薄くよく伸び、フィギュアの服などの造型にも適している。硬化後のバリエーション製品がいくつかある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
耳と腕をラドール石粉粘土で制作しています。