疑問
普段、硬化後のFRPに塗装する際など、初めから黒1色…と色が決まっている場合、最初から欲しい色で硬化していてくれたら下塗りとか、いろいろ手間が省けるんじゃないの???と、ものぐさな考えに端を発した実験です。
元々、FRPの樹脂の洗浄はアセトン。粘度を緩くするにはスチレンモノマー。という、あんまり手近にない薬品を使用するのですが、ラッカーシンナー含有の多いラッカースプレーの汁ではいかがなもんだろうか?
実験開始
実験対象は・・・
・インパラ炭カルなし ・ノンパラ炭カルなし ・インパラ+炭カル混入 ・ノンパラ+炭カル混入
それぞれ紙コップにFRPを20g・炭カル混入カップには、FRP20gに炭カル20gを混入
着色塗料は・・・ラッカー塗料の黒 2g
多い気がしますが、数値が一定なら、まーいいでしょう^^
硬化剤は1g(秤が1g単位でしか表示できないから)規定では100:1なので、多すぎなのは承知の上です
ちゃんと固まってくれれば問題無し。硬化時に熱が出すぎるかもしれませんね
1日後
普通なら10時間もあれば、硬化していて当然の時間です。。。さてどうでしょう? なんだかワクワクします^^
[インパラ・炭カルなし]
[ノンパラ・炭カルなし]
の2種は、いい感じに固まっています
[インパラ+炭カル]
まだちょっとベタベタします。よくよく見ると、まだカチカチというわけではないですね。淵の辺りがねっとりしてます
[ノンパラ+炭カル]
硬化してません。攪拌不足かもしれませんが、1日経って硬化してないなんてダメですね。
1週間後
さすがに全部硬化してます
んー 使えなくはないけど、ヤスリをかけると傷で白くなるし、硬化に時間がかかりすぎでしょ。
総括
固まることは解ったので、どっか使えそうな場面が来たらやってみようかな・・・ やらないな^^
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