豆知識

【DIY】石膏の特徴、作り方、必要な道具、注意点など | 型取り | 造形 | 自作 |

造形とかで遊んでいると[型取り]をする必要が出てくる事がよくあります。型取りの方法も多様ではあるんですが、単純な形はほぼ石膏で型取りしてます。石膏は型取り材の中でも取り扱いやすい素材だったりします。ただ初めての方には「難しそう・・」「何を用意しといたらいい?」と印象を持ってる方も多いかもしれません。石膏って実は、そんなことはなく案外と手近な素材なのでご自分でやってみたい方は是非参考にしてみてください。楽しくて病みつきになるかも^^

特徴

自由自在に成形できることができます。特徴としては

  • 流し込みによって自由な成形ができる
  • 高度な機械がなくてもがなくても作業が可能
  • 短時間で成形ができる
  • 精密な型とりができる
  • 人体に無害で安全に扱うことができる
  • 値段が安く経済的

・・・とこんな感じで手近な素材として建築や土木、美術教材、歯科医療など幅広く活躍しています。

特級・A級って?

石膏には特級、A級とか、種類がありますが、違いは石膏の粉に対しての水の配分量のちがい(混水量の違い)になります。

・特級の混水量は65% ・A級の混水量は70% 水分が少ないと石膏自体の密度が高くなり表層が緻密になりますので[特級]の方が固いってことになります。

混水量によって変わるのは

  • 吸水性
  • 乾燥時間
  • 気孔の目詰まり
  • 型から素地離れ
  • 強度

混水量が低いメリット > 強度高く、膨張率アップ

混水量が高いメリット > 切削性が容易、膨張率ダウン

などですが、一般にホームセンターで購入されるならあまり気にしなくても良いと思っています。個人的には5%の違いは誤差くらいにしか思ってませんから、一応目安にしておく感じのイメージです。水が多いと強度が落ちるんですが、逆を言えば・切削がしやすい ・流動性がよく型取りしやすい と反面のメリットもでてきますので、使い方によって変えちゃっています。(もちろんメーカーは推奨しないと思いますよ)

石膏は混水することで、でも溶き方というか、分かりづらいのは水の分量ではないでしょうか。母材の大きさ、メーカー、溶くために使う容器の大きさだったり、作るシーンは様々です。

説明書にはきちんとした分量が書いてあるんですけど、計算が苦手なおいらにはよく分かりません。そこで、[目分量だけどほぼうまくいった水の分量の測り方(自己責任で)]を説明したいと思います。

注意事項

●石膏の取り扱いにはマスク・保護メガネなどの保護具をして、十分注意して作業してください。吸い込んだり、粘膜に触れたりすると腫れやただれの原因になることがあります。
●肌が弱い方は荒れることがあります。アレルギーを起こす可能性もあるのでゴム手袋などを使用して注意してください。
●容器や道具類は掃除を忘れずに。使ったあとすぐ、固まる前にやりましょう。流しに流すと詰まりますのでお気をつけて。バケツで洗って濾し取るのがお薦めです。鉄製の道具には錆止めをお忘れなく。
●石膏の粉やカケラなどが作陶用の粘土や釉に混ざらないようにしてください。焼成時に割れる、釉が流れる、色が出ない、などのトラブルのもとになります。
●万が一目に入った場合は大量の流水でよく洗い流し、眼科に行きましょう。
●小さいお子様がいる家庭では、子供の手の届かないところで必ず保管してください。
●湿気があると使用できなくなりますので、保存は密閉し早めに使用するようにしてください。
●石膏粉、水に充分溶かした石膏であっても水道管にそのまま流すと詰まる恐れがあるので石膏が硬化してから捨てます。

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